#10 生活非必需品専門店 むだや (雑貨屋)

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店舗広さ ★☆
陳列密度 

店舗熱意 ★★



アキバを歩いていたら、「生活非必需品専門店 むだや」と看板が。

思わず足を止める。
「創業平成十九年」
去年じゃん。

「そうそう、ここ、ほんと名前のとおりで、無駄なものしか置いてないのー」
という通りがかりのおねえちゃんたちの会話が聞こえる。

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むだや地下営業中ですよ

そうですか。 入ってみますか。

1FはアキバらしくDOS/Vなのかわかんないけどパーツっぽい店(よく見てないけどPC関連の店)だな。1Fを素通りして地下へ。

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階段を降りると、店内に入る前に、こんな。
このリフト使えないじゃん。
こんなに荷物置いちゃって。
いや、扉に磁石貼っちゃって。

で、視線を下に落とすと、

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むだ骨ペンと鹿。
意味がわからない。
そういうコンセプトなのか。わけわかんねーコンセプト。
言ってるおれも意味わからん。

店内に入る。

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オリジナルグッズ。
グラスと時計とノート。
ノートは、胸ポケットに入れて、「レッドカード!」ってやるためのデザインらしい。
無駄に魅かれる。

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あーなんかこういうの見たことある。こんな店にもこんなコーナーあったりするな。

アフロセットとかティーシャツとかジョークグッズとか定番モノがあり、ブーブークッションなんかもある。
だがしかし、このへんの品揃えは、ヴィレッジバンガードのほうが強いし、近くにドンキホーテもあるし、わざわざここまで来ることもないなあ。

てことで、オリジナルグッズを中心に見ていたが、こっちはまだまだ発展が期待できる。
オリジナルグッズなら、あきばおーの2ちゃんぐっずなんかにも代表される、アキバならではの方向性もアリだ。
もうちょっとコストのかかるものを、クオリティ高く作っていただければ、買う。無駄に買う。

店内には、落書きノート(ゲーセンとか漫画屋とかによくあるコミュニケーションノートだと思ってもらえばいい。わからない人は、部活動の部誌とか生徒会連絡帳を思い浮かべよう)あり、手作りの「むだ通」あり、これはあれか、高校の文化祭か。それとも生徒会か。

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「むだ通 vol.21」クリックで拡大

時間があるときに入ってしまうと、無駄に何かを買ってしまいそうな店ではある。
しかし、アキバでなくて、渋谷や原宿にあったら売り上げが全然違ってくるだろうに。おしい。
だって、アキバって、みんな目的意識を持って、なにかを買いに(見に、遊びに)来る街ですから。

なんにしろ、今後生き残っていたら、また入ってみたい店であった。


<総評>

  • 買いたいものがあって入ることはない
  • オリジナルグッズはまだまだ成長の余地あり、要注目
  • 東京の店にしては、店内の視界が良好
  • むだやさんの ホームページ と ブログ
  • むしろこういう店をやりたい
  • 素人におすすめ
  • チェリオなんかも置いてた。カレーラムネはなかった

リピートしたい度 ★★★ (買い物に満足せずここまで辿り着いたら)
満足度 ★★★ (ふつう)

【08.05.21】


【購入物】

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・実験器具ストラップ(アルコールランプ) 710円
・時計 8時だけ! 全員集合!! 腕時計 780円


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(株)オオイシ (文具・事務用品)

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営業時間不明
054-252-0512
静岡市紺屋町3-4


店舗広さ ★★★
陳列密度 ★★
店舗熱意 ★★




文房具屋レポその2。
呉服町通りを旧西武に向けて歩いていたら、見慣れないものを見て、
入り口の富士山消しゴム、いちご鉛筆に惹かれて足を止める。

03.jpg←15センチの簡易定規つき。

あー、静岡のおみやげに
いちごえんぴつ、是非!

高校卒業まで18年住んでいて、ちょくちょく帰省もしていて、それなのに見るのは初めて。
きっとあたらしい静岡みやげのスタンダードだね。
帰省のたびに買って帰ろう。

店内へ。
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事務用品が充実している感じ。いかにも「仕事用」の雰囲気漂う商品たち。
まちがってもペンの種類を迷うほど置いていたりしない。

すみっこで、
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これー! 発見。
昔、意味なく買ってもらっていた。転写するやつ、なんていうのこの商品名。
スクリーントーンみたいなのだよ。

何年もそこに鎮座している雰囲気を醸している。
色落ちしてるのはもちろん、よれてる。
きっと、20年ほどの棚卸を潜り抜けてきた猛者もいるだろう。
果たしてその20年ものを買ったところで、使えるのだろうか。

金賞シールなんかもこの周辺にあり。「ごほうび」がなかったのが残念。

そのとなり、
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きたきた。
無駄に買ってしまいそうなものたち。
カラーテープ。
誕生日なんかに活躍しそう。

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更に、折り紙コーナー。
業務用(?)折り紙と、高級千代紙を取り揃えていて、いかにも、という子供用100円折り紙は置いていない。さすがだ。


  • 事務・経理向け ★★★★(まんぞく)
    まさに事務向けの店。
  • 学生向け ★★☆(ふつう)
    ペン類は印象に残っていない。工作用品や模造紙はそこそこある感じ、ポスターカラーなんかもあるが、色が足りないかも。
  • キャラクターもの ☆(ほぼない)
    リラックマのはんこ入れがあった
  • 高級もの ★★(一応)
    レジ前に万年筆っぽいのあり

(★の数は、量ではなく満足度をあらわす)


<総評>

  • 昔の文房具屋、ってこんなだったよね
  • 街中、という立地から、学生向けはあまり置いていない。周囲の商店をターゲットにしているのか
  • 売り場面積が小さいながら、無駄に買ってしまいそうなラインナップ
  • 無駄にクリップ買ってしまった

リピートしたい度 ★★★ (時間有り余っていたら)
満足度 ★★★ (一般的文房具屋満足度)

【08.05.12】


【購入物】

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・静岡方言はがき 150円
・ペンギンクリップ 525円


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Thirsty tequila's (飲み屋)


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open from dusk till dawn
(定休)毎週火曜日
Tel & Fax 054-252-0757


店舗広さ ★
陳列密度 ★★★
店舗熱意 ★★★★




中学の同級生が店を出したので行こうよ、と誘われて行ってきたレポート。

テキーラだのブランデーだのを出す店らしい。言われてもよくわからない。カクテルバーとなにが違うのか。
カクテルバーはちゃらちゃらした感じだけど、もうちょっと硬派だよ、ということなのか。わからない。

並びの店とは雰囲気の違う板張りの店内に入ると、スペースはカウンター席のみ。無理やり詰めれば15人くらいは入るだろうか。
マスターの奥には、訳のわからないほどの酒が所狭しと並べられている。この並びに秩序はあるのか。
ここからちょいちょいと選んで、かかかっと酒を作っていく。
その行動は調剤ピッキング並みだ(較べるな)。やっぱり並びに秩序があるんだろうな。

「久々に実家に帰ったので、安倍川の土手で仕入れてきた」という突き出しが出てくる(なんだか忘れたが草っぽかった)。
その流れから土筆の話になり、「土筆ってのは食えるが、これはなにをどうやっても救いのない味なんだ」と 熱く語られる。
足久保育ち野生児の血だなあ。

なにを飲む? と聞かれたので、軽めのビールにしてもらう。
オーストラリアのなんとかとか言われた。なかなか飲みやすい。

食べものは? ということで、メニューを見る。
「うわ! この字、なつかしー!」
「でしょでしょ!」
「中学のときまんまやん」
「どうしてそこでみんな盛り上がるのか」
と、しょーもないところでもりあがったあと、

「チーズオムレツ」 ←メニューにない
「あいよ」

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でてくる。
うまいねー。料理できる男っていいよねー。おまえ立場ないねー。

「じゃがバター」 ←メニューにない

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でてくる。
さすがですね。
うまいですねー。
アットホームですね。

「鯖の味噌煮」
「ねえよ」
断られました。

そして今ごろ気付く同行者。
「あれーでもオムレツなんて食べたことないけど」
「メニューにねえだろ。オムレツはメニューに載せたいとは思ってるんだけどな」

そしてなぜか最後、常連客と腕相撲をしているマスター(私は酔っ払っていてよく覚えていない)

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酒メインの店っぽいが、料理もうまく、あまり飲めなくても大丈夫なので、二次会などに気楽にいかがでしょう。


<総評>

  • 独特の手書きメニュー
  • マスターのコードネームは「テキーラ」
  • テキーラの訛りが、静岡に帰ってきたなあ、と思わせる
  • 結婚おめでとう
     

リピートしたい度 ★★★ (静岡に行ったら)
満足度 ★★★★ (おもしろい)

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【08.04.17】



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